初谷温泉 [旅行]
3月14日(金)に初谷温泉に行ってきました。
この温泉は長野県佐久市内山にあり、妙義荒船佐久高原国定公園の中の一軒宿です。日本秘湯を守る会に登録されています。
宿へは佐久市街からR254(通称 富岡街道)を群馬県方面に向かい、内山トンネル手前2km付近を左折、さらにその先を左折します。そこからは細い林道(舗装)を1kmほど進むと初谷温泉に到着します。
明治18年に開業、来年で130周年を迎えるようです。9年ほど前にリニューアルしたそうで秘湯というわりには、とても綺麗で木の温もりがやさしいお宿です。
和室が6室、ベットがある寝室付きのお部屋が2室、全部で8室になります。部屋の名前には日本固有の色名がついていて、私たちが泊まった部屋は「空五倍子」という名前がついていました。お部屋に入ると暖まったこたつが出迎えてくれます。
食事の前に自慢の温泉に入りました。ここ初谷温泉のお湯は「宝命水」と呼ばれていて、炭酸成分を多く含んでいて飲用すると胃腸病や貧血に効能があると言われています。湯船は2つあり、向かって右側の濁ったお湯が温泉で、源泉は透明ですが鉄分が多いため湯船は茶褐色になっています。向かって左側はさら湯になっています。
温泉で暖まったあとは夕食です。地元の野菜や川魚をつかった素朴な田舎料理です。食事の量も多すぎず少なすぎず、全て頂くことが出来ました。
前菜
佐久鯉アライ 臭みがなく絶品です
冬野菜と豚肉の小鍋
岩魚塩焼き 頭まで美味しく頂きました
佐久産コシヒカリ
デザートは杏仁豆腐
2日目、朝食です。「宝命水」で炊いたお粥が
朴葉味噌です。お粥に入れるとこれまた美味しい。
朝食にしてはデザートが充実してます。
食後は、ラウンジでコーヒーを頂きました。
チェックアウトした後に源泉を見に行きました。看板の右手の先に湧出口があり、金属の蓋を開けると底のほうにわずかに鉱泉が湧いていました。
宿の左手の山腹にひっそりと「薬師堂」があったので、旅の安全をお祈りしました。
2日目は天気も良く、佐久市街からは青空をバックに、噴煙を上げる浅間山が良く見えました。
今回泊まった初谷温泉は、平日で宿泊客も私たち以外に一組しかいなかった事もありますが、とてものんびり過ごすことができました。また訪れたいと思える宿でした。
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